由緒ある榮山寺に
空海ゆかりの音無川。
澄んだ空気に感じる悠久の歴史
榮山寺は養老3年(719年)に藤原武智麻呂が創建し、
藤原家の菩提寺として知られる寺院です。
自然豊かな場所にあり、季節によって風景がガラリと変わります。
春は桜、初夏は紫陽花、
秋になれば紅葉が美しく、冬には椿が楽しめます。
サラサラと流れるせせらぎが心を癒す
ゆったりと流れる川の流れが
心の疲れを流します
五條市を東西に流れる吉野川は
別名「音無川」とも呼ばれています。
昔、弘法大師の空海が榮山寺で修行をしていました。
この時、榮山寺の下を流れる吉野川の水音がうるさく、
修行に集中できないと云って川に石を投げ込み、
「願わくば、音を消したまえ」と呪法を唱えたところ、
川の音がピタリと止み、静かな川になった
と言い伝えられています。
榮山寺周辺の吉野川が
「音無川」と呼ばれるに至った所以と言われます。